30代女性が過労でうつ病になってから復職するまでの記録

30歳の時に過労からうつ病を発症した女が、休職・治療・復職の体験の記録を残します。うつ病で苦しんでいる働く女性の助けになれば幸いです。

うつ病になって1年という節目で考えたこと。

最近のこと。体調は、とても良好です。よく寝て、よく寝坊してます←これが通常。
でも、3月に入ってからは、一度も遅刻はしてないんです!これは、自分にとってはなかなかの好成績。ストラテラとコンサータ、どちらの効果かは分からないけど、以前より少しは「やるべきこと」が認識できて行動を起こせている気がします。ほんのちょっとだけど。

 

体力もとても回復してきました。「易疲労性」でグッタリしていた日もかつては多かったですが、最近は休日に出かけたり、仕事後に同僚と食事に行ったりができるようになってきました。

 

身 体の方は良好ですが、ここ数日しんどさを感じているのは、「1年前」というキーワード。そう、うつ病で仕事に行けなくなり、休職・療養をするようになり、 ちょうど1年という節目なんです。今更言っても仕方ないし、うつ病になるのに「適した時期」なんてのはないんですが、そうは言っても、「年度末」はタイミ ングが最悪でした…。

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企 業にとって、1年の成果を振り返り、来期の目標を立てる3月。1年前のこの時期、自分は、まともな判断ができないぐらい疲弊していたけど、それでも「仕事 量を減らしてもらう」なんて考えは全くなく、自分のチームの次の1年の計画を立てていました。それなのに、わずか数日後に、突然なんの引き継ぎもなく会社 に来なくなって、同僚や後輩には大きな負担をかけてしまいました。休み始めの頃は、1週間も休んだら…、1ヶ月も休んだら、良くなるんじゃないか、そう周 囲も自分も思っていたので、1年の計画を変更するには、気づいたら時すでに遅しという具合で少なくなった人数で、変わらぬ仕事量を背負わせてしまいまし た。

 

そんな仕事を、2016年度はどうするのか。上司は聞きづらそうに「どのくらいできそうだ?」と聞いてきます。「でき る」と言いたいけど、自分の体調は、精神はいつ崩れるか正直言って自分でも全くわからない。でも、「できません」も言いづらくなってくる復職5カ月目。 「できる限りがんばります」という言葉に嘘はないけど、今の自分の「できる限り」ってどの程度なのか…わからない。

 

こんな ことを言える立場じゃないのは、わかっているけど、自分が大切にしていたかつての仕事を、同僚が少しだけ面倒くさそうにやっているのを見ると…「自分でや るから」と言って取り戻したくなります。自分の持っていた仕事にプラスして、それでも必死で続けてくれたんだから、感謝の思いも、申し訳なく思う気持ちも もちろんあるんですが…。「来年度はやめたほうがいいんじゃないですか?」と、ポロっと言われた言葉に、なんと返したらいいのか、とっさに浮かびませんで した。今更、「来期は自分がちゃんとやるから大丈夫」って、図々しすぎないか?でも、そうやっていろんなことを「できなくなってしまった」自分になって本 当にいいのか…。

 

毎日を無理しすぎないことは、当然これからも守っていく。けど、中長期的な目標は、低くセーブしすぎると、自分の精神的な安定を保つことにはならないんじゃないか。無理をしすぎないことと、張りを保つことの微妙な加減って難しい。

 

そんなことをぐだぐだ考えている、今日この頃です。