30代女性が過労でうつ病になってから復職するまでの記録

30歳の時に過労からうつ病を発症した女が、休職・治療・復職の体験の記録を残します。うつ病で苦しんでいる働く女性の助けになれば幸いです。

「あのさぁ、まだそんなこと思ってんの?」と上司に言われたって、へ、平気だもん…!!

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数日前、久しぶりに前の部署の上司と話をしました。顔を合わせられないほどの拒否感はないけど、話せばやっぱり少しは脈拍あがるし、何をどう話そうか、少し構えてしまいます。

 

日常に関する雑談から始まり、今の仕事はどう?みたいなことを聞かれ、そのあたりはごくごく普通にやり過ごせましたが、その後、

 

「あのさぁ、まだ「自分にはそこまでできませんから…」とか思ってんの?もっと幅広い仕事をやってほしいんだよね〜」と。

 

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脈拍が盛大に乱れましたよ…。
上司が言っているのは、復帰すぐのあたりのやり取りのことです。

やはり、全くうつ病の経験がない人、うつ病になった人が近くにいない人の認識ってそんなものですよね。毎日、出勤して、会話ができて飯も食えてる。なのに、なぜ仕事をもっと積極的にやろうとしないのか。と。

 

 

自分では、体力も気力もまだ7割ぐらい。ここで無理してぶり返すのが本当に怖いので、セーブしてるつもりです。ここで、ビビって流されては、意味がない、と思い、ちゃんと伝えました。

 

今はまだ、体力が落ちていて非常に疲れやすい状態であること。定時で帰って、翌日に備えて早めに休むことをするだけで、精一杯なこと。心臓バクバクです。

 

幸い、次の予定が迫っていたらしく、その場は「へ〜、そうなんだ」で終わってくれました。こっちは、しばらくは、その心臓バクバクを引きずったままですよ。これ、休職中だったら完全に負けて泣いて取り乱していたかもなぁ。成長したなぁ、自分。

 

会社に所属して、お給料をもらっているんだから、自分勝手に甘えたことばかり言ってられないという考え方も分かる。けど、自分にとってどこがボーダーラインかは、自分で慎重に見極めて間違えないようにしないと、ダメージ受けた時に庇ってくれる人なんていないんだ、ということを思い知った2015年でしたから。

 

見た目が普通に見えるうつ病回復期って、本当にやっかいだなぁと再認識しました。上司はわざと意地悪を言おうとしたんじゃなく、自分がペースを戻すきっかけが掴めないんじゃないかと、良かれと思って言ってくれたんだと思います。でも、以前の自分と見た目上は同じでも、中身はまだそこまで戻ってない。てか、以前は自分のキャパ以上のことをして潰れたんだから、以前に戻しちゃダメなんだって。

 

前だったらきっと言い出せなくて、「我慢してる自分が可哀想」という悲劇のヒロインで終わってたなぁ。いい感じに図太く仕上がってきております。

 

 

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