うつ病を知るために読んだ本の中で、漫画タイプが読みやすかった!
うつ病について知りたいけど、本を読んでも内容が全く頭に入ってこない。
うつ病の初期の頃は、焦る気持ちでいろんな本を手に取ったものの、
まだ、文字を読む脳の力が回復しておらず、思うように読めずに苦労しました。
そんな時でも、比較的読みやすかったのが、漫画タイプの本でした。
マンガでわかりやすい うつ病の認知行動療法―こころの力を活用する7つのステップ
- 作者: 今谷鉄柱,大野裕,
- 出版社/メーカー: きずな出版
- 発売日: 2015/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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たまたま本屋さんで見かけて手に取ってみた本です。
キャビンアテンダントの女性が主人公で、仕事でうつ状態になっているという設定で、
その時に陥りがちな思考と、それに対する、認知行動療法の健全な考え方を紹介しています。読んでみると、まさに自分が陥っている思考でした。
たまたま、お客さんに文句を言われた
↓
自分の人生全てが否定されたような絶望感に
感じてしまっている
こうやって人の事としてみると、自分の思考の歪みが分かりますが、当の本人はそれに気づかずに、その時は真剣に悩んでしまうものですよね。
まず、漫画の方が読みやすいのは、「絵」が想像に使う力を補ってくれているからでしょう。文章だけだと、自分で状況を思い浮かべる必要があるので、それに脳の力が必要です。けど、そこまで体力が回復していないので、疲れてしまう。漫画だとぼんやり読んでいても状況がわかるのでラクでした。私は、ゴロンと寝転んで読んで、寝落ちしてまた途中から読んで、という読み方をしていました。それと、絵があると、圧倒的に記憶に残りやすいです。
もう一ついいなと、思ったのが、主人公の先輩であるキャビンアテンダントが、うつ病の経験者として描かれていて、彼女からいろいろ教わるという設定になっているところです。
うつ病の多くの本は、医者が著者で、自分が過去に診察した患者のエピソードを出して、「こうしましょう」という書き方ですが、この本の場合だと、先輩が「自分の時もこうだったよ」という口調で教えてくれるので、なんとなく受け入れやすさがあります。これが新鮮に感じました。もちろん、漫画の合間にきちんとした文章の補足ページもあります。
描かれている状況は、休職して寝込むほどのうつ病ではありませんが、陥っている考え方は共通しているので、十分に参考になると思います。読みやすさで本を探している方は、本屋さんで見つけたら、パラパラっとめくってみてくださいね。
マンガでわかりやすい うつ病の認知行動療法―こころの力を活用する7つのステップ
- 作者: 今谷鉄柱,大野裕,
- 出版社/メーカー: きずな出版
- 発売日: 2015/03/16
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