30代女性が過労でうつ病になってから復職するまでの記録

30歳の時に過労からうつ病を発症した女が、休職・治療・復職の体験の記録を残します。うつ病で苦しんでいる働く女性の助けになれば幸いです。

仕事のことを忘れるのに3ヶ月半もかかったんだから、戻すのにも時間がかかる。

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会議中に感じた違和感の正体。これだ、きっと。

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先日、情報共有のためという理由で、社内のわりと大きめの会議に出席しました。あくまでも自分は聞いているだけなので、そんなにストレスは感じずだと思ったのですが…。聞いていると、だんだんと「なんか…居心地が悪い」と感じました。自分が休職してた間に、メンバーもだいぶ入れ替わっています。かつては、自分が発表していたようなことを、今は他の人がやっていて、それを自分ごととして捉えて、前のめりで聞いていたはずの自分はもういなくて…。若干は、ジェラシーみたいな気持ちもあると思います。自分のポジションを取られちゃったな、という。でも、ほんの僅かだと思うし、それに対して悔しいや、取り戻したいという気持ちはないです。

 

 

 

でも、なんとなくスッキリしない。どうしても冷めた目で会議の進行を見ている自分がいます。つまらなそうな態度はどう考えてもよくないだろうに。べつに、ふてくされているわけじゃないと思うけど、これは…?と思って、会議が終わってしばらくして、ようやく思い当たりました。

 

私は、休職に入ってから、医者を始めいろんな人に「まずは、仕事のことはいったん忘れて…」と言われましたが、本当に忘れられるまでに3ヶ月半かかりました。忘れようとしても、どうしても自然と浮かんできては、後悔して自分を責めて、罪悪感を感じて。治療のためには忘れるのが一番と分かっていたって、そう簡単にはできず、やっと思い出さないようになれたのが、休み始めてから3ヶ月半後。ある意味、休養がちゃんと始まったのがそれ以降とも言えるかもしれません。

 

忘れるのに、3ヶ月半。苦労して、努力して「仕事は今は自分には関係ない」「忘れろ」「自分がいなくても仕事は回ってるんだ」と思い込ませていたので、そりゃあ、復職して半月ちょっとで、仕事への「熱意」は戻ってこないよなぁ。特に今はまだ、熱意を急激に戻さないようにセーブしてるし。会議中の違和感の正体は、周囲との温度差でした。ぶっちゃけ、「進行の手際が悪いな〜」とか「くだらねえ雑談挟んで脱線するから会議時間が伸びるんだよ」とか「何をそんな熱っぽくなってるんだか」とも思ってしまいました。う〜ん、別にここまでは思わなくてもいいのかな。自分が感じたことなので否定はしないけれども。

 

無理をしないようにセーブしていくことと、無関心になる、それにより周囲の反感を買うことは、また別の話だと思います。必要以上のストレスを増やすことにもなりかねない。まだまだ、仕事のことを冷めた目で見てしまうのは、それだけ強制的に冷ました時間が長かったんだから仕方ないとして、少なくともそれを表面的にはあまり出さないほうがきっと自分の為だろうなぁ。そんなことを感じたここ最近でした。

 

121_会議があまりにも退屈だから寝ちゃったよ。

121_会議があまりにも退屈だから寝ちゃったよ。