休職中の収入 傷病手当金について
休職することになると、心配なのが「お給料ってどうなるの?」ということですよね。
私も、自分が休職するまで、全くこのあたりの仕組みを知りませんでした。
傷病手当金を申請しましょう
病気や怪我で、就業できない場合は、健康保険組合から傷病手当金(しょうびょうてあてきん)と言う、給与の代わりのお金を受け取ることができます。基本給の6割支給の会社が多いようです。例えば、基本給が22万円だった場合は、13万2千円になります。傷病手当金を有り難いと思うか、少ないと思うかは人それぞれですが、いずれにせよ収入がゼロになる恐怖からは解放されます。
傷病手当金の申請方法
傷病手当金は健康保険組合の規定のフォーマットに必要事項を記載して提出する必要が有ります。健康保険組合のウェブサイト内で見つけるか、分からなければ会社の担当者に聞いてみましょう。下記は自分の場合の記入内容ですが、参考まで。
《自分が記入するもの》
氏名、保険番号(保険証に書いてある)、事業所名(◯◯支社など)
標準報酬月額(◯◯万、◯千円)、業務の種別(営業、総務など)
傷病名(うつ病)、発病した年月日(◯年◯月◯日)※私は◯月頃と書きました
発病の状態や原因(例:業務過多により過労状態となり、業務に集中することが困難となった。業務過多により不安症状から不眠となり、出社困難となった 等)
第三者行為によるものか(いいえ に丸をつけます)
上記傷病により休んだ期間(通常1ヶ月ごと◯月1日〜◯月31日で記載)
休んだ期間中に報酬を受けましたか?(※ここの記載方法は私は会社の方で書いてもらったので不明です※)
入院した場合は病院の所在地と入院期間(入院がなければ未記入)
振込先(金融機関名、口座番号、名義)
署名(直筆で住所と氏名)
《病院で記入してもらうもの》
病名、発病の年月日、発病の原因、療養を開始した日、診療実日数、
労務不能と認めた期間、傷病の主症状、署名
※病院側は慣れているのでここは何の心配もなくお任せして大丈夫!
《初回のみ必要な書類がある場合も》
私の会社の場合は、初回提出時のみ、「誓約書」と「日常生活報告書」というものを提出しました。誓約書は直筆でサイン+捺印するのみで、日常生活報告書は、療養中の過ごし方について、医師からどんな指示が出ているのか、どんな症状か、どんな過ごし方をしているか、わかる範囲で復帰はいつ頃になりそうか、などを簡単に記入するものでした。いつ復帰できるかなんてこっちが知りたいわ…!という状態だと思いますので、適当に「復帰時期不明」で大丈夫です。
その他の箇所は、会社、健康保険組合で記入する箇所なので空欄で人事(総務)に提出してOKです。提出方法は、診断書と同じく、郵送や無理がなければ手渡しでも。私の場合は基本的には郵送で、数ヶ月に1回は面談も兼ねて近所の喫茶店で手渡しでした。
(人事担当者は、うつ病の原因とは全く関係がない人だったので会うのが苦ではありませんでした。それにうつ病経験者だったので、参考になる話も聞くことができました)
※注意点※
会社側から説明があるかもしれませんが、休職中、傷病手当金が支給されるのは、休みの4日目からです。私の場合、休職に入ったのが年度末だったので、残りの有休(10日ほど)を使い切った後からが、傷病手当金の該当期間となりました。有休をどのように処理するのか、人事(総務)と確認してから、医師に記入してもらうと、無駄がなくていいでしょう。私は、この期間の記載を間違えたので、2日連続病院に行く羽目になりました。
傷病手当金の振込には時間がかかる!
傷病手当金は、申請してから振り込まれるまでに多少の期間があります。私の場合は、5月末に提出して、振り込まれたのが7月末でした。会社の規模により期間は異なると思いますが、時間がかかるものとして早めに提出したほうが無難です。すでに休んだ期間の分を提出をするので、月の最初の診察日に、前の月の分を病院で書いてもらって、提出するようにするといいでしょう。
書類を書くのが大変な時は…
傷病手当金を申請しなければいけない。分かっていたけど、私は実際2ヶ月以上手を着けられませんでした。書類の細かい文字は、脳が働かなくて全然頭に入ってこないし、ペンを握る気力もない。そんな状態でした。そういう場合は、体力が少し戻るまで待ってみましょう。もしくは、家族や友人に代筆を頼みましょう。