うつ病を経験したからこそわかった！怒りと不安で支配されてしまう人と、穏やかな人の違いについて
久しぶりの更新になりました。基本的には元気です。復職も6ヶ月目に入りました。もうそんなに経っていたのかと自分でも驚きです。基本的には元気で過ごしております。1週間の中で、そりゃあ多少の浮き沈みもありますが、辛い時には、ツイッターで今感じていることをダーっと書き出しちゃうと結構それでスッキリします。フォロワーさんが優しい言葉をかけてくれるので、それに甘えられるんでしょうね。これを依存というか、いい意味での甘えというかは微妙なところですが。
今、自分のメンタルの浮き沈みに大きく関わっている人が一人います。一緒に働いている60代の女性です。同じチームで仕事に取り組んでいるし、席も近いので、基本的には同じ「体験」をしています。で、うちの会社は、うつ病休職者や、離職者が後を断たない程度にはブラックなので、仕事をする中で感じる、ストレスは、決して少なくはないんですよ。
でも、自分は、うつ病を経験し、認知行動療法に出会えたり、ヨガで自然体の自分でいることの気持ち良さを知ったりできたので、以前に比べて、人から言われたことで怒ったり悲しくなったりということを「ふ〜ん、こういう人もいるんだな〜」くらいには受け流せるようになってるんですね。もし、一旦は凹んでも、「気分切り替えよう」と自分で意識してリセットすれば、それなりに忘れられる感じです。
ですが、この60代女性は典型的に「歪んだ認知」の罠にハマってしまっていて抜け出せないんです。この方自身は、正義感が強くて、真面目で、とても尊敬できる方なのですが、だからこそ余計に会社の「ズルい人」「誠実じゃない対応」が我慢できないようで、毎回怒って、それをずっと引きずってしまっています。最近は、口を開けば、出てくるのは不誠実な人の悪口ばかりで、そんな自分にうんざりしているようで、横にいる私から見ても、ツラそうです。
これって、私がうつ病になっていた時の状態と全く同じなんですよね。「他人の言動」に振り回されてしまっていて、自分が常に怒りと不安と疑いで支配されてしまっている状態。考えれば考えるほど腹が立つ。自分の方が絶対に正しいのに、どうしてこんな目に合わなきゃいけないのか。この方の言い分はとてもよく分かります。正しいと思う。けど、その考えに頭の中を支配されているせいで、ほんの些細な出来事でも、相手がわざと自分に嫌がらせをしているんじゃないか、どうせ次も自分の考えは通らないんでしょ、という被害モードに入っています。
こうなると、言動も（不誠実だと思っている人に対して）「言ったからにはちゃんとやってくださいね？私はもう知りませんからね！」「私はただこうした方が良いって言っているだけでしょう！？」ともう、常に喧嘩腰。当然相手も、この言い方だと「なんとかして言い負かしたい」というモードでくるので、毎日のようにオフィスで言い争いで、周囲もうんざり。
物事って、本当に「自分がどう捉えるか」なんだなぁと、客観的に見られるので、自分はそれなりに落ち着いていられます。自分も正義感が強い方だし、真面目なので、不誠実な人には「もうっ！」と思うこともそりゃああるけど、「わかる人にはわかるだろうからまあいっか」「この人、こうやって周囲を敵に回しちゃってかわいそうになぁ」と思う程度で受け流しています。
このあたりって、本当にヨガで学んだ考え方、自分の心の持ち方が、ちゃんと自分に根付いたんだなぁと感じます。どんなに周囲の環境が荒れていても、自分の中が穏やかでいられたら、物事はそれなりにうまくいくし、周囲の人ともうまくやっていける。これって、歳を取ったからできるようになるとかじゃないんですよね。むしろ、歳を重ねている人のほうが、これまでの自分の経験と違うものに対する「争い」が大きくて大変そう。
最近読んだ本で「引き寄せヨガ」がわりと良かったので、オススメします。ちょっとスピリチュアル系なので、苦手な人は苦手かもですが、自分の身体をゆるめリラックスすることで、潜在意識に働きかけるとか、呼吸や瞑想を積み重ねていくことで、あるがままの自分を受け入れて、今ある幸せを感じることができ、満ち足りた気分になる、とかは、とてもよく分かるので。うつ病で寝られなかった時期に「ヨガニードラ（寝たまんまヨガ）」をやって少しずつ回復していきましたが、この本の中でも有効な方法として紹介されていますね。「引き寄せヨガ」として紹介されているアーサナ（ポーズ）は、簡単でどんな人でもすぐにできるものなので、ヨガやったことない人でも大丈夫ですよ。
