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30代女性が過労でうつ病になってから復職するまでの記録

30歳の時に過労からうつ病を発症した女が、休職・治療・復職の体験の記録を残します。うつ病で苦しんでいる働く女性の助けになれば幸いです。

うつ病の休職中は、実家に帰ることが当たり前みたいな前提、ホントやめてほしい…

復職から一ヶ月ちょっと経ちました。職場の人とも、だいぶ自然に会話できるようになってきています。大勢での飲み会や、遅い時間の食事会は避けるようにしているけど、定時上がりで、少人数で会社の近くのお店にごはんに行く機会は何度かありました。「体調どう?」「もう慣れた?」はよく聞かれる質問の定番なんですが、この流れで聞かれて困るのが「休み中ってこっちにずっといたの?」という質問。こっち、というのは、一人暮らしをしている今の家。つまり、実家に帰ったりしていたの?と。

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事実をありのまま答えるなら、最初は帰ったけど、実家にいるとかえって気を遣って疲れて体調が悪化したから、こっちで一人でずっと過ごしてた。なんですけど、こう答えると、絶対に「え?寂しくなかった?」とか「一人で大丈夫だった?」とか。寂しくないわけないし、大丈夫だったかと聞かれれば非常に辛かったけど、選択肢がそれしかなかったんだから仕方ないじゃない…!

 

 

 

上記のようなやり取りがもう面倒くさいので、「わりと実家に帰ってたよ〜」とか「病院がこっちだから行ったり来たりだったよ」とかでごまかしています。この、何の疑問も持たずに、「実家が一番療養に適している」という前提で話を進めてくるの、本当にやめて欲しい。まあ、そういう人が多数派なのかもしれないけど。実際に同じくうつ病で休職した後輩は、休職期間のほとんどを実家に帰って過ごしていました。

 

「実家に帰っていなかった」と言うと、とっさに「え?どうして?」とか聞くわりに、「あまり親と仲良くない」とか「実家はくつろげない」と言うと、気まずい話になったな、みたいな顔をするのはなぜ…!…まあ、分からないわけじゃないですけどね。世間一般的には、子は親元ではリラックスし、本音を話せ、弱音を吐け、甘えられるみたいなイメージ。

 

自分も、うつ病にならなかったら親との関係、気が付かなかったかもしれません。うつ病になって、自分が限界状態で久しぶりに親に対面すると、じつはストレスを感じる、我慢できない、イライラするといった感情に初めて気づきました。同時期に精神科で「無理をしないで自分の気持ちに素直になって、やりたくないことはやらない。いやなことはいやと感じていい」と言われ、やっとその感情を自分のものとして認識することができました。

 

自分の「いやなこと」から離れることが一番の療養だったので、その結果として、一人暮らしで休職期間を過ごすことになった。ただそれだけです。別にそれを職場の人に理解してもらう必要まではないかな、と思って、適当なことを言ってごまかしています。家族の事情は人それぞれ。できることなら(面倒くさいから)放っておいて欲しいなと感じる、この話題です。

 

 

家族という病 (幻冬舎新書)

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