心を鬼にして定時退社を死守する日々は周囲の冷たい目との戦いです…。
復職して早、半月。職場にはだいぶ慣れました。ちょっとずつ、こなせる仕事量も増えてきて、最初の数日のソワソワ感は少しずつ薄れてきています。周囲の自分に対する態度もだいぶ自然になってきています。自然…そう、だんだんと「ちょっ…それ、大丈夫か!?」というような仕事をナチュラルに振られるようになってきました。ほとんどの人が、うつ病明けを意識してくれるのは、最初の1週間程度かな(自分調べ)。未だに、態度に出して気づかってくれる人は、1人だけ。って、もちろん「もっと心配してっ!」って言うのも違うと思うので、「そうですか、そうですか」とただ受け止めるだけなんですけどね…。
来週から来月のスケジュールが続々と入ってきていて、外部の人との打ち合わせや、外出も多数、多くの人前に出て話す仕事も1件。うん、体力的にはなんとか頑張れるかもしれないけど、メンタルのほうがプレッシャーに耐えられるかなぁという感じです。そうだよなぁ、と改めて思ったのは、「どうでもいい仕事」なんて本来会社にはないんですよね。復職明けだから、軽い仕事を…と思っていたけど、そんなに甘くない。自分がビビりすぎているという自覚もありますが。
そんな中、頑なに守り続けているのが定時退社です。これは、医師の指示でもあるし、自分で自分の心身の健康を守る最低限のライン。絶対に譲るまいと心を鬼にして、残業なしで帰っています。これに関しては、とやかく言う人はいません。言う人はいないけど…。だんだんと視線が冷たくなってきているのを感じます。
廊下で交わされる会話の中で、「昨日も終電近かったわ〜」とか、「今は人が足りてないからね〜」とか聞こえたり、送られてくるメールの送信時間が23時だったり日付越えていたり。中にはあからさまに「あ〜、忙しい忙しい」オーラを出している人も。まあ、自分も以前はそうだったかもなぁ…。この半年で、変化したのは自分だけで、周囲は「忙しくて休む暇もない」のまま。そんな中で、毎日定時で帰る上に、楽そうな仕事ばかりのやつがいたら、そりゃあ、イラッとはするかもなぁ。同じ部署の人や、かつては一緒に身を削って頑張っていた仲間の方がかえってイラっとしてそうな感じです。でも私には、他の人のことはどうすることもできないし。
自分の職場に限ったことじゃないと思うけど、仕事に追われて、自分の帰りたい時間に帰れないという人の方が大多数。そんな中で、自分だけでも定時で帰るという姿勢を貫くのは、わかってはいたけどかなりのストレスです。早く帰れるのにストレス…。まあ、予想通りと言えばそうなんだけど。
この半月、程度は違えどずっと悩みは同じ気がします。予想していた通りだけど、やっぱりちょっとキツくて、それでもなんとか心を鬼にして予定通り自分のペースを死守してる。この感じがいつまで続くんだろう…。早、半月。まだ半月。復職しても、まだまだ焦っちゃいけない道のりだと自分に言い聞かせる日々です。