30代女性が過労でうつ病になってから復職するまでの記録

30歳の時に過労からうつ病を発症した女が、休職・治療・復職の体験の記録を残します。うつ病で苦しんでいる働く女性の助けになれば幸いです。

これを読んでいる今、体に余計な力が入って、呼吸が浅くなっていませんか?

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うつ病も、一番動けない時期を抜け出して、散歩に出たり、本を読んだりし始めた頃、一向に良くならないどころか、気にするあまりどんどん悪化していってたのが、呼吸の浅さです。

 

病院でも先生に指摘されました。特にひどくなるのが、仕事のことを考えてしまって不安感が出てきたとき。深呼吸をしようとしても、うまく吐くことができなくて、どんどん脈拍が上がってきて、焦ってきます。唯一、ヨガのレッスンをやっているときは、先生の声に合わせて、深い呼吸ができるのですが、それ以外の時間に一人でいるときに同じことをやろうとしても、なぜか、深い呼吸ができなくてますます不安になっていきました。

 

 

 

呼吸をするって、人間にとって、生きるための動作の中で一番ベースになるもの。それをうまくできないということは、なんだか生きることを緩やかに止めていっているようで本当に怖かったです。意識すればするほどできないのが困ったところ。そんな時に本屋で見かけた本がこちらです。

 

呼吸整体師が教える 深呼吸のまほう - 体の不調が消える、人生が変わる - (美人開花シリーズ)

呼吸整体師が教える 深呼吸のまほう - 体の不調が消える、人生が変わる

装丁もとても素敵で、目を引いたのですが、帯のコピーにあっ!と思いました。
やっぱり呼吸って、それだけで存在しているんじゃなくて、体のいろいろな機関と関連しているから、呼吸がうまくできないことは、他の不調の原因になるんですね。納得です。

 

 

購入して読んでみました。
すぐに気になったのが、「呼吸を止めている瞬間」のこと。これをパソコンで打っている今も、ついつい肩に力が入って、呼吸を止めていました。シャンプーする時もたしかに止めています。あとは、料理している時も、私は呼吸を止めがちです。包丁を持っている時とか。みなさんはどうですか?意識したことなかったけど、生活の場面で、息を止めてしまっている瞬間がたくさんあることに気づきました。

 

ヨガをやっている時も、ポーズを取ることに集中してしまって、呼吸が深くできていないことがあります。呼吸がうまくできていない時、私たちの体には、余計な力が入っているそうです。この本には、呼吸を深めるエクササイズ(とっても簡単なものです)の他に、体の力を抜くエクササイズも紹介されています。肩の力が、フゥっと抜ける気持ち良さは、「寝たまんまヨガ」で感じた気持ち良さと同じでした。寝ている時以外にも、必要以上に力んでいることが、呼吸を浅くする原因になっていたんですね。著者の森田愛子さんは、呼吸を正しくすることで、他の症状も改善してくるとおっしゃっています。そのために大切なことを下記のように書いてらっしゃいます。

1時間呼吸法の訓練をするよりも、残りの15時間行っている普段の呼吸の質を高めていくことを大切にしていきましょう。

身体に不調が出ると、それをピンポイントで治そうと、病院に行ったり整体に行ったりしていますが、それ以外の時間の呼吸が浅く雑になっていたら、確かに治癒力は下がる気がします。人間、生きている限りずっと続けていく呼吸。こんなにも奥が深いものだとは気づきませんでした。こうして、自分でコントロールできなくなって困ることがなければ、こういう考え方も知らないままだったかもしれません。読んで以来、自分がどんな呼吸をしているのか、たまに、客観的に観察してみるようになりました。浅くなっている時は、体の中の強張っている部分を意識して緩めてあげるようになりました。もちろん、短期間で治るというものではありませんが。呼吸が上手くできない原因と対処法を知っておくだけで、少しは安心できるような気がしています。

 

これを読んでいる今、あなたは深い呼吸ができていますか?

 

呼吸整体師が教える 深呼吸のまほう - 体の不調が消える、人生が変わる - (美人開花シリーズ)

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