“体感型ヨガムービー”「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」の感想
ヨガにハマり始めた頃、ヨガをテーマに扱った映画「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」をDVDで観ました。
東京に憧れるおおらかで何事にも前向きな性格の海空(門脇麦)は、ついに一念発起して青森から上京してくる。生まれ故郷とはまったく違う大都会の風景に圧倒されながらも、彼女は懸命に毎日を過ごしていた。そんなある日、海空はふとしたきっかけで、カリスマヨガインストラクターのKUMI(道端ジェシカ)と同居することになり……。
モデル、道端ジェシカがヨガインストラクター役で出演しています。これがとにかく美しいこと…。ため息が出るような手足の長さ、細いウエスト、小さなお尻。ヨガウエアが何倍も素敵に見えます。単純な自分なんかは、道端ジェシカのヨガ姿を見るだけで「ヨガやっぱり素敵…」となります。
私、意外と道端ジェシカの演技が嫌いじゃなくて、良かったと思ったんですが、観た方はいかがでしょうか?ネタバレはしませんが、後半の重要なシーンのあたり、感情移入して泣いてしまいました。
そう、この映画は、頑張って働いて疲れてしまった女性が共感できる映画だと思います。全て順風満帆に見える、「KUMI」ですら、時には歪み思考で卑屈になったり自暴自棄になったり、弱さを認められずに周囲に八つ当たりしたりする。誰にだって、そんなことがあるんだ。でも、それは恥ずかしいことじゃなくて、それをどう自分で受け止めるかが大事。ヨガという題材を通して、2人の女性が自分と素直に向き合っていく姿が描かれています。
観るとヨガがしたくなりますよ。ちなみに、「KUMI」の恋人役で ディーン・フジオカさんが出ています。ブレイクする、すると言われてなかなかしない…。今作でもカッコイイとは思ったんですけどね。イマイチ印象に残らないです。村上淳さんが、ゲイのマスター役でとてもいい味を出しています。あとは、有名なヨガ講師が本人役で出てらっしゃいます。綿本彰さんとか、椎名慶子さんとか。
あとは、ラスト5分のお楽しみがすごいです。斬新。これ、映画館ではどんな感じだったんだろう?見てのお楽しみです。これがあっての「体感ヨガムービー」ですね。
わりとサラッと観やすい映画です。見終わったあとには、ヨガをした後のように、ちょっとだけ心が軽くなります。もし機会があればご覧ください。