30代女性が過労でうつ病になってから復職するまでの記録

30歳の時に過労からうつ病を発症した女が、休職・治療・復職の体験の記録を残します。うつ病で苦しんでいる働く女性の助けになれば幸いです。

うつ病からの回復には「波」がある。自分のステージを知って無理をしないことの重要性。

うつ病の回復の過程には、体調が良くなったり、また悪くなったりと「波」があります。これは、たいていどの本にも書かれているし、病院で先生にも言われたのですが、自分が体験して初めて「ああ、こういうことなんだなぁ」と理解できました。ちょうど、「3歩進んで2歩さがる」のように、良い期間、悪い期間を何度も繰り返して、徐々に治っていきました。これの辛いところは、この波を事前に予測していないと、
「良くなっていたはずなのに、悪化させてしまった」と落ち込んでしまう、気にしてしまうところです。私も初回は見事に引っかかり(?)暗い表情で診察に向かいました。そこで、先生に「前にも言ったけど、みなさんだいたいそういう過程を通って、徐々に良くなるものです。何も心配することはありませんよ」と言ってもらい、やっと理解しました。まぁ、頭でわかっていても、いざ体調が悪くなると辛いんですけどね。それでも何回か経験すれば、「ああ、またこの時期か」と思い、諦めがつきます

 

波があるのと同じくらい重要なのが、回復までの過程は、体力(と健康な心)の戻り具合によって、いくつかのステージに分けられることです。ネットで「うつ病 回復方法」と探してしまうと、「ランニングが効く」とか「規則正しい生活を」と出てくるのですが、それは、後半の回復時期の話で、初期は、とにかく寝ること。体と心を休めること、これにつきます。なので、うつ病の療養中は、自分が今どのステージなのかを把握し、その上で本やネットの知識を参考に取り入れたほうが良いと思います。自分が思い切り失敗しましたので…。早い時期に長時間のウォーキングや、山登り、ランニングをやって、疲れて寝込みました。「そういうことをやる時間はあとで、いくらでもあるから焦らなくて大丈夫」と当時の自分に言い聞かせたいです。

 

 

参考までに、自分の場合のうつ病の回復過程の図をつくってみました。

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見やすさ優先のため、波は小さいものは省略し、自分大きいと感じたものを書いています。私の回復の特徴として、終盤は、それほど大きな落ち込みがありませんでした。なので、グラフの終わりは、わりとスッと上がっています。本などに書いてあることには、この後復職しても、ガクンと下がる時期が来ることが多いとか。油断大敵です…。

 

過去記事とこれからの記事の上部に「この記事はこの時期の出来事です」というのがわかるように、この図を挟んでいこうと思います。

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これを文章で書くと、毎回「これは◯◯だった頃のお話です」と昔話調になってしまい、嫌だったので(笑)これで、少し読みやすくなれば幸いです。

後は、これに合わせてカテゴリーに「療養時期」「回復時期」を追加しました。「不眠対策」や「過ごし方」も、どの時期のものかによって違ってくるので。こちらのタグもご活用ください。「復職時期」は、関連記事を書いた際につくるので今はまだありません。

 

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