30代女性が過労でうつ病になってから復職するまでの記録

30歳の時に過労からうつ病を発症した女が、休職・治療・復職の体験の記録を残します。うつ病で苦しんでいる働く女性の助けになれば幸いです。

うつ病治療の強い味方 自立支援医療制度を利用しました

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うつ病になって数ヶ月、休職をして本当に困ったことが、お金の問題です。

貯金はそれなりにしていたつもりですが、病院に通い始めて、あっという間に
減っていきました。診察費だけでなく、薬代、診断書代、交通費、待ち時間の昼食費等
思っていた以上にお金が日々減っていきます。

 

そんな時に助けになるのが「自立支援医療(精神通院医療)」という制度です。
これは、うつ病などの精神疾患で病院で治療を受ける際に、国が治療費の一部を
負担してくれるというもの。通常、保険適用で3割負担になっているところが1割負担に
なります。薬代もです。ただし、全国どこでもというわけではなく、病院は1箇所、薬局は2箇所までを決めて申請します。私ももちろんこの制度を利用しました。唯一気になったのが会社にバレたりするの?ということですが、税金に関係がないので、会社に通知がいくことはないそうです。安心しました。

 

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当初は、自分なんかが申し込んで良いものか悩んだのですが、うつ病で通院している方の多くは利用されているみたいです。と、いうのも、うつ病は治るまでに時間がかかるので、長い場合は数年の通院を覚悟しなければなりません。いくら保険適用で3割負担といっても、長い年月をかけると、結構な額になってきます。何より、うつ病治療で処方される抗うつ剤は、高価なものが多いので、預金や傷病手当金がどんどん減っていきます。忘れずに申請しましょう。

 

病院にもよりますが、自分で申し出ないと先生は勧めてくれないというところもあるそうです。私が通っていた病院では、待合室に「自立支援医療制度が利用できます、詳しくはスタッフまで」という張り紙がしてありました。自分で役所へ申請に行かなくてはいけない場合は下記を準備しましょう。

 

  • 自立支援医療支給認定申請書(役所にあります)
  • 医師の診断書
  • 健康保険証
  • 印鑑
  • 所得や収入を確認できるもの

私が通っていた病院の場合は、病院の方で代理で手続きをしてくれました。
なので、保険証を渡すのと、捺印するのと、住所、氏名などを書くぐらい。
簡単で拍子抜けしました。

 

申し込んでから1ヶ月ほどで認定手帳が自宅に送付されます。
次回から通院の際には病院と薬局へ手帳を提出すれば1割負担になります。

3割から1割へ。たったそれだけに思えるかもしれませんが、後から振り返ると、
申請していなかった初期の期間に払った額は結構大きくて、もっと早くに申請すれば
良かったと後悔しています。うつ病で辛い時は、書類の申請は面倒に感じますが、
これだけは頑張って申請することをお勧めします。

 

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