30代女性が過労でうつ病になってから復職するまでの記録

30歳の時に過労からうつ病を発症した女が、休職・治療・復職の体験の記録を残します。うつ病で苦しんでいる働く女性の助けになれば幸いです。

働けるって幸せだ。去年のGWはうつ病地獄だったから。

ゴールデンウィークです。大型連休です。私はサービス業なので、全く連休なしです。

 

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でも、混雑の中忙しく動き回ってると、ふとした瞬間に「1年前は歩くこともできない日があったのに」とか「去年の今頃は、本気で生きる意味が見出せなくて、苦しんでいたなぁ」とか思い出してちょっと泣きそうになります。お客様に「ありがとうございました」を言う瞬間とか、小さなこどもに「ありがとう」って言いながら手を振る瞬間とかね。ああ、仕事ができるって、本当に幸せだなぁって。この連休、すでに何度もジーンと感動しております。

 

まあ、それと日々の仕事でのイラっとは全く別問題だ。お客様とのやり取りで暖かい気持ちになっても、数分後にオフィスで上司から心無い言葉をかけられて、一気にテンションダウン。「もうやだ、死にたい」って思ったりする。けど、1年前の「死にたい」とは明らかに重さが違う。というか、「死にたい」って思った後に、「はいはい、その“死にたい”は、「アイツの頭の上に鳥のフンが落ちればいいのに」って意味ね」という具合に自分で嫌な気持ちをそこそこの時間で流せるようになったから。大した進歩だ。ってか、前までこういう考え方が全くできなかったんだもの、そりゃあ、うつ病にもなるわ。

 

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うつ病時の不眠を助けてくれたアプリ「寝たまんまヨガ」熊本地震の支援として無料提供開始!

熊本の地震、今までの地震に関する知識がひっくり返されるような、大きな余震が何度も続いていますね。被災地の皆さま、とても大変な思いをしていると思います。どうか早く余震が終わり、平穏な生活が戻ってきますように。

 

一方で、被災地以外の方でも、連日テレビや新聞で報道される被害状況に心を痛め、自分までダメージを受けてしまっている人も多いのではないでしょうか?共感することは、とても大事で、他人を思いやる優しい感情だとは思いますが、時には意図的にスイッチを切り自分を守ることも必要だと思います。

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私も、うつ病で寝込んでいた時期は、テレビで連日報道されていた残酷な殺人事件や事故のニュースを延々と見てしまい、さらに気分を重くしてしまっていました。もう、この世には楽しいこと喜べることなんて何もないんじゃないかと、思ってしまい、悲しくて日に何度もボロボロ泣いていました。

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ライブ楽しめるまでに回復したぞー!うつ病から回復して「音楽楽しい!」って思えるまで。

うつ病中の音楽との付き合い方については、以前にもスガシカオさんの曲についてや、Youtubeのリラックス系についてで書いているのですが、今回はだいぶ回復してきた中での音楽との関係についてです。

 

 


ツイッターでは、当日中に想いを書いたのですが、先日、大好きなバンドのライブに行ってみましてね、そうしたら、ちゃーんと「音楽楽しい!」という感情が戻ってきてたんですよー!!!

 

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本当に嬉しい。うつ病になる以前は、自分の生活には音楽はなくてはならないものだったから、うつ病で療養中音楽を聴きたいと思えなくなったことがけっこうなショックだったんです。

 

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うつ病を経験したからこそわかった!怒りと不安で支配されてしまう人と、穏やかな人の違いについて

久しぶりの更新になりました。基本的には元気です。復職も6ヶ月目に入りました。もうそんなに経っていたのかと自分でも驚きです。基本的には元気で過ごしております。1週間の中で、そりゃあ多少の浮き沈みもありますが、辛い時には、ツイッターで今感じていることをダーっと書き出しちゃうと結構それでスッキリします。フォロワーさんが優しい言葉をかけてくれるので、それに甘えられるんでしょうね。これを依存というか、いい意味での甘えというかは微妙なところですが。

 

今、自分のメンタルの浮き沈みに大きく関わっている人が一人います。一緒に働いている60代の女性です。同じチームで仕事に取り組んでいるし、席も近いので、基本的には同じ「体験」をしています。で、うちの会社は、うつ病休職者や、離職者が後を断たない程度にはブラックなので、仕事をする中で感じる、ストレスは、決して少なくはないんですよ。

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でも、自分は、うつ病を経験し、認知行動療法に出会えたり、ヨガで自然体の自分でいることの気持ち良さを知ったりできたので、以前に比べて、人から言われたことで怒ったり悲しくなったりということを「ふ〜ん、こういう人もいるんだな〜」くらいには受け流せるようになってるんですね。もし、一旦は凹んでも、「気分切り替えよう」と自分で意識してリセットすれば、それなりに忘れられる感じです。

 

ですが、この60代女性は典型的に「歪んだ認知」の罠にハマってしまっていて抜け出せないんです。この方自身は、正義感が強くて、真面目で、とても尊敬できる方なのですが、だからこそ余計に会社の「ズルい人」「誠実じゃない対応」が我慢できないようで、毎回怒って、それをずっと引きずってしまっています。最近は、口を開けば、出てくるのは不誠実な人の悪口ばかりで、そんな自分にうんざりしているようで、横にいる私から見ても、ツラそうです。

 

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